院長ブログ
壁
こんにちは、京都市 中京区の歯科 たけち歯科の武知です。
先日、インプラント研修のため、ドイツのAdy Palti先生のクリニックに行ってまいりました。
当院ではインプラント手術にPRF(CGF)による治療法を必要によって行っております。そのPRFの開発者であるJoseph Chokroun先生からPRFの優位性と臨床応用例について学ぶことができました。PRFとは血液を遠心分離させて得られる成分フィブリン成分のことで、傷を治す作用を高めることができます。
また、Palti先生からは歯槽骨移植法では低侵襲で行える治療法を学びました。
さらに、日本の治療方法とは少し考え方の異なるGBR療法(骨再生誘導療法)等も学ぶことができました。
今回も臨床応用可能な新しい技術と知識が満載でした。
またまた、一歩前へ進むことができました。
さて、研修が終わってからベルリンまで足を延ばしてまいりました。
ベルリンは暗くて冷たいイメージしか私にはありません。ドイツ統一からほぼ25年経ち、首都ベルリンがどのように変貌しているのか体験してみたかったのです。
街を歩いていると、『暗い』などのイメージは一瞬で吹き飛んでしました。開放的で、明るい空気がいたるとことから感じられました。
最初に立ち寄ったのは、『壁』です!
ベルリンの壁は、冷戦の真只中にあった1961年8月13日に東ドイツ政府によって建設されました。1989年11月10日に破壊され、1990年10月3日に東西ドイツが統一されるまで、この壁がドイツ分断や冷戦の象徴となったことはみなさんご存じだと思います。
壁が建設されてから、壁の崩壊、そして統一までなんと29年もの期間が必要だったのです。
その間どれだけの人々が不幸であったか、想像を絶する出来事だったと思います。
私たちは、望むと望まざるとにかかわらず様々な壁に直面することがよくあります。
「あの人はちょっと話ずらいなぁ」
「この仕事(勉強、目標、テスト等)は自分には難しい、どうしよう・・・」
「自分の殻から出たいと思ってるけど・・・」等々
それは、
意識している壁だったり、無意識の壁だったり、
目に見えない心の壁だったり、目に見える壁だったり、
自分で作ってしまった壁だったり、気が付いたら目の前に立ちはだかっていた壁だったり、
私たちは、いろんな場面で壁に遭遇します。
どうやってその壁ができてしまったとか、
その壁がとてつもなく大きな障害だとか、
それをくよくよ考えても前に進むことはできません。つまりハッピーにはなれませんよね。
一生懸命に頑張って、壊すか、乗り越えることができてこそ、ハッピーになることが出来るのです。
「そうは言っても、そう簡単に壁を壊すことはできないよ!」そう考えてしまうのは無理もありません。
だから『壁』なのです!
壁ができてしまうと、それを壊すには多くの時間とエネルギーが必要になってしまします。
(ベルリンの壁がそうであったように)
ならば、壁を最初から作らなければ、最初から意識しなければハッピーに過ごすことが出来るのではないでしょうか。
苦手な人に声をかけてみる
難しいことを少しやってみる
これまでの自分とは違う行動をしてみる
壁を作る前に、身近な出来ることから、始めてみることが大切ですね。
私も壁を作らないように日々意識してまいります!