歯科の豆知識
ホワイトニングのメリットとデメリット: 治療回数や期間、注意点を解説
▼目次
1.ホワイトニングのメリット
ホワイトニング治療を受けるメリットについて4つご紹介いたします。
➀自信を持って笑顔になれる
ホワイトニングによって歯が白くなることで、自信を持って笑顔になれます。
歯の汚れや黄ばみが気にならず、人前でも堂々と歯を見せて笑うことができます。
➁口臭予防
ホワイトニングを行うことで、歯の表面に付着している汚れや細菌が除去されます。
それにより口臭の原因となる細菌も減り、口臭予防に繋がります。
➂歯磨きの効果アップ
歯の表面に付着した汚れがホワイトニング時に取り除かれることで、より歯磨きの効果がアップし、むし歯や歯周病の予防にもつながります。
➃社交生活の向上
歯が白くなることで、自信をもって人前で笑うことができます。
美しい笑顔は信頼感を与えることができるため、人間関係がより円滑になり相手に与える印象もよくなります。
ビジネス面での評価もUPする可能性があると言われています。
当院では、安全性を確保したうえで、患者様に最適な治療回数や期間でのホワイトニングを提供しています。
専任のスタッフがカウンセリングから丁寧にお話をお伺いし、患者様の疑問や質問にお答えいたします。
一人ひとりの状態とご要望に応じたホワイトニング方法を提案するだけでなく、ホワイトニング後のアフターケアまでしっかりとサポートいたします。
歯の悩みやホワイトニングに関する疑問・質問などがあれば、お気軽に当院までお問い合わせくださいませ。
みなさまの素敵な笑顔を、ホワイトニングでさらに美しくするお手伝いができましたら幸いです。
2.ホワイトニングのデメリット
ホワイトニングは、歯の表面の汚れを取り除くことで、白くて美しい歯を手に入れられる治療法ですが、デメリットも存在します。
以下、ホワイトニングのデメリットについてご紹介いたします。
➀人工の歯の色を変えることはできない
薬剤の性質上、人工的な素材が使用されている素材には、ホワイトニングの効果がありません。
生まれ持った自分の歯とは違い、かぶせもの、つめもの、インプラントなどの人工の歯では、ホワイトニングの効果はほとんど得られませんので、大きな注意点といえます。
➁歯の知覚過敏が発生する可能性がある
結婚式や前撮り写真など、大事なイベント前にホワイトニングを行う方も多いと思いますが、 ホワイトニング中やホワイトニング後、歯の知覚過敏が発生する場合があります。
多くは一時的なものですが、症状が長引く場合があることを理解したうえで、治療回数や期間を検討しましょう。
➂効果の持続期間に限りがある
ホワイトニングを行うと歯が白くなりますが、その効果は一時的で、生活習慣や食事の影響で再び歯が黄ばんでいきます。
より長く効果を維持させるためには、定期的なケアと良い口腔環境を保つことが大切です。
➃費用
ホワイトニングは自由診療ですので、保険適用外となります。
そのため、治療費用は全額自己負担となります。
➄すぐにホワイトニングを行えない場合がある
むし歯や歯周病などお口の中に問題がある場合、ホワイトニングの前にそれらの治療を行う必要があります。
このため、患者様のお口の状況によっては、ホワイトニングを開始するまでに時間がかかる場合があります。
ホワイトニングは白くて美しい歯を手に入れられるメリットがありますが、デメリットも十分理解したうえで選択することが大切です。
当院では、患者様一人ひとりの口腔環境やニーズに合わせたホワイトニングを提案しています。
不安や質問があれば、お気軽にご相談くださいませ。
3.ホワイトニング治療の回数と期間
ホワイトニングには主に、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類があります。
オフィスホワイトニングは歯科クリニックで行うもので、ホームホワイトニングは自宅で行うものです。
それぞれの治療方法について、必要とされる治療回数や期間をご説明いたします。
《オフィスホワイトニング》
〇必要な治療回数について
オフィスホワイトニングは、1回の治療で効果が現れる場合が多いです。
即効性があるため、短期間で結果を得たい方に適しています。
効果の出方や目標とする白さに応じて、2~3回の治療回数をオススメすることもあります。
〇期間と治療時間について
一般的には、2週間から1か月の間隔で治療を行います。
また、1回の治療は通常1時間から1時間半程度です。
患者様のお口の状態にあわせて、最適なプランをご相談いたします。
《ホームホワイトニング》
〇必要な治療回数について
ホームホワイトニングは、毎日決められた時間、歯を白くするジェルを塗布したマウスピースを装着することで効果が現れるホワイトニング方法です。
効果の現れ方を確認するために、定期的に歯科医院に通うことが大切です。
〇期間と治療時間について
一般的には、2週間から4週間の期間で毎日1〜2時間装着します。
ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングに比べて手間と時間がかかりますが、自分のペースで行えるという利点があります。
また、ホワイトニングの期間や治療回数、その後のホワイトニングの効果の持続性は、以下のような要因によって変動します。
➀歯の変色の程度
変色が強い場合、より多くの治療回数がかかる場合があります。
➁希望する白さの度合い
1回の治療で白くなる程度には限界があります。より白い歯を希望する場合は、期間が長引く可能性があります。
➂生活習慣
喫煙やコーヒー、紅茶など色素が強い飲食物を摂取する頻度が多いと、メリットが薄れてしまいます。
ホワイトニングは患者様のお口の状態に応じて、より適切な計画を立てて行います。ぎりぎりになってから相談するのではなく、余裕をもって歯科医院で相談することをオススメいたします。
4.注意点とアフターケア
治療を受ける際の注意点とアフターケアについてご説明します。
これらのポイントを押さえることで、ホワイトニングのメリットをより高め、デメリットを少なくすることができます。
➀治療前の説明を十分に受ける
治療の目的、方法、期間、費用などを理解し、納得してから治療を始めましょう。 特に、治療回数や期間、費用などは、治療開始後にトラブルになりやすいので、注意が必要です。
➁治療中の痛みや不快感を我慢しない
先述の通り、ホワイトニングは痛みや不快感を伴う場合があります。 治療中や治療後に少しでも気になることがあれば、遠慮なく担当者に伝えるようにしましょう。 すぐに適切に対応してもらえますよ。
➂治療後の生活指導を守る
ホワイトニングの効果がどれくらい持続するかは、その後の生活習慣に左右されます。 歯科医院から説明される内容をよく聞いて、しっかり守るようにしましょう。
➃アフターケアは必ず実施しましょう
治療が終了したからといって安心せず、定期的なアフターケアを行いましょう。 ホワイトニングの効果は一時的なものなので、持続した白い歯を手に入れるためには、アウターケアがかかせません。
次に、アフターケアにおいて特に重要なポイントを3つお伝えします。
➀セルフケアの徹底
歯磨きやフロスを用いたセルフケアは、日々の着色や汚れを防ぐだけでなく、むし歯や歯周病の予防に欠かせません。 毎日の正しいセルフケアを実践しましょう。
➁定期的に検診を受ける
お口の中の問題は、自分ではなかなか気付きにくいものです。 軽度の着色であれば、早めに対処すれば簡単な治療で終わる可能性が高いです。 定期的歯科医院を受診し、専門的なアドバイスを受けるようにしましょう。
➂口腔内の状態をセルフチェックする
ホワイトニング後も、しばらくはお口の変化(痛み、腫れ、出血など)に注意しましょう。 異常があれば速やかに歯科医院に伝えるようにしてください。
このような注意点とアフターケアのポイントを押さえておくことで、より安心・安全にホワイトニングの効果を実感することができますよ。
監修:武知 幸久
経歴:
1989年 徳島大学歯学部卒業
1997年 たけち歯科医院開業
2011年 医療法人社団翔志会
たけち歯科クリニック開設
京都市立病院 登録医