歯科の豆知識

ホワイトニングの効果を長持ちさせるためのポイントは?クリーニングの頻度は?

▼目次

 

 

1. ホワイトニング効果の持続期間と治療頻度

先日の記事で、ホワイトニング効果の持続期間は個人の生活習慣や歯の状態によって異なることをご紹介いたしました。

今回の記事ではホワイトニング効果をより長く持続させるためのポイントを詳しくご紹介します。

 

まずは一般的にホワイトニングの効果は約1年程度持続すると言われています。

しかし、タバコ、赤ワイン、コーヒーなどの着色物質を多く摂取する習慣がある場合、ホワイトニング効果の持続期間が短くなることもあります。

 

オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングの2種類のホワイトニングの治療頻度についてもお伝えします。

 

オフィスホワイトニングは、ご来院いただく手間はかかりますが、1度の治療後からすぐに効果を実感することができます。

一般的には1年程度は効果が持続しますが、3~6か月に1回、少なくとも年に1回のメンテナンスを受けることをおすすめします。

 

一方、ホームホワイトニングは、患者様が自宅でマウスピースとホワイトニングの薬剤を使用して行います。

また、半年に1回程度の頻度で歯科医院でメンテナンスを行うことをおすすめします。

 

当院では、患者様一人ひとりのニーズに合わせた最適なホワイトニングプランを提供しています。

 

ホワイトニングの効果を最大限に引き出すためには、治療後も日々の口腔ケアをしっかり行うことが欠かせません。

特に、歯磨き、デンタルフロス、マウスウォッシュなどを使用することで、着色物質を除去し効果を長持ちさせることができます。

 

ホワイトニングに関するご質問やご相談がございましたら、どうぞお気軽に当院までお問い合わせくださいませ。

 

2. ホワイトニング効果を長持ちさせるためのケア方法

 

ホワイトニングは、白く美しい歯を持続するために大切な施術ですが、その効果を長持ちさせるためには適切なケアが必要です。

 

ホワイトニング後の重要なケアとして最も基本的なものは、適切な歯のブラッシングです。

日々のブラッシングはホワイトニングの効果を持続するのに欠かせません。

 

また、歯間ブラシやデンタルフロスの使用も欠かせません。

ブラッシングだけでは落としきれない歯と歯の間の汚れを取り除くために、歯間ブラシやデンタルフロスを毎日使うことをおすすめします。

歯と歯の間の汚れを取り除き、歯の表面の汚れや色素が付着しにくくなります。

 

飲食習慣もホワイトニング効果に大きく影響します。

色素の濃い食べ物や飲み物は、ホワイトニングした歯に着色しやすいです。

例えば、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなどは避けるか、摂取後すぐに水で口をすすぐ習慣をつけましょう。

また、タバコも歯の着色を引き起こすため、ホワイトニングを機に禁煙にチャレンジされることもおすすめです。

 

さらに、歯科医院での定期的な歯科検診も忘れずに受けましょう。

当院では、ホワイトニング後の定期検診やクリーニングを行っております。

クリーニングでは、普段のケアでは落としきれない汚れを除去し、ホワイトニング効果を持続的に保つことができます。これについては後半で詳しくお伝えします。

 

最後に、ホームケア製品の活用も効果的です。

専用のマウスピースなどのホワイトニングキットを自宅で使用することで、ホワイトニング効果を持続させることができます。

しかし、自己判断で行うのではなく、歯科医師や歯科衛生士の指導のもとで適切に使用することが重要です。

 

以上がホワイトニング効果を長持ちさせるためのケア方法です。

患者様の美しい笑顔を保つため、これらのケアを日常生活に取り入れてみてください。

当院では、皆さま一人ひとりに合わせた最適なケアプランをご提案いたしますので、何かお困りのことがあればお気軽にご相談くださいませ。

 

3. ホワイトニング後の色素沈着を防ぐための食事と飲み物

ホワイトニングを受けた後は誰しも、白く美しい歯をできるだけ長く保ちたい!と考えると思います。

そこで、ホワイトニング後の色素沈着を防ぐためのアドバイスをお伝えします。

特に、食事と飲み物の選び方・食習慣について詳しくお伝えします。

 

色素沈着を引き起こしやすい食べ物と飲み物

まず、色素沈着を避けたいなら、次のような食べ物と飲み物を控えることが大切です。以下に一部の例をご紹介します。

– 赤ワイン: 強い色素を含んでおり、歯に色が付きやすいです。

– コーヒーや紅茶: 毎日の摂取は歯を黄ばませる原因になります。

– カレー: ターメリックなどの強い色素が歯に染み付きやすいです。

– ベリー系フルーツ: ブルーベリーやラズベリーなどは色素が強力です。

– トマトソース: 非常に色濃く、歯に残りがちです。

 

色素沈着を防ぐ食べ物と飲み物

では、具体的にどのような食べ物や飲み物を選べばよいのでしょうか?以下に一部の例をご紹介します。

– 水: 色素がないので、最も安全な飲み物です。

– 硬めの野菜(セロリやニンジンなど): 噛むことで唾液の分泌を促し、口内を清潔に保ちます。

– 鶏肉や魚: 色素が少なく、栄養価も高いです。

 

色素沈着を防ぐ対策と注意点

ホワイトニングの効果を長く保つための追加の対策として、次の点を注意してみてください。

– ストローの使用: ジュースやアイスティーなどを飲む際にストローを使うことで、歯への接触を最小限に抑えられます。

– 毎食後の歯磨き: 良好な口腔ケアは必須です。特にホワイトニング後は、歯磨きをしっかり行うことが重要です。歯科医院で適した日々のケアの相談もしてみましょう。

– 定期的なクリーニング: 当院で定期的に歯のクリーニングを受けることで、色素沈着のリスクを大幅に減らすことができます。

 

ホワイトニング後のケアをきちんと行うことで、白く美しい歯を長く保つことができます。

当院では、患者様それぞれに合ったアドバイスを行っておりますので、気になる点があればお気軽にご相談くださいませ。

 

 

4. ホワイトニング後の定期メンテナンスの重要性

前述の通り、ホワイトニングの効果を長く持続させるためには歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。

なぜ重要なのか、そして当院がどのようにサポートしているのかお伝えします。

 

まず、定期メンテナンスとは、歯科医院で受ける定期検診、定期クリーニングを指しています。一般的には3〜6ヶ月に一度のペースで行うことが推奨されています。これはむし歯や歯周病の早期発見・早期治療を可能にし、健康な口腔環境を維持するために欠かせないものです。

そもそもホワイトニングは事前に口腔内の環境を整えてから行う必要があるため、むし歯や歯肉炎などがあった場合はまずは治療をし、むし歯や歯肉炎が無い場合でも歯石除去や歯面清掃を先に行います。口腔環境が良好でなければホワイトニングができません。

 

定期メンテナンスの最大のメリットは、やはり異常を早期に発見できることです。むし歯や歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどありません

しかし、定期的な検診を受けることで、症状が進行する前に発見し治療を開始することができます。これにより、治療の負担も軽減され、歯の健康を長期間にわたって保つことができ、ホワイトニング効果の持続にも繋がります。

 

さらに、歯科医院で行われるプロフェッショナルクリーニング(PMTC)は、家庭では取り除けないプラークや歯石をしっかり取り除きます。

これにより、歯の表面が滑らかになり、再びプラークが付着しにくくなる効果が期待でき、こちらもホワイトニング効果の持続に繋がります。

 

当院では、患者様一人ひとりの口腔状態やライフスタイルに合わせてサポートしています。初めてご来院いただいた際には、丁寧なカウンセリングを行いその方に最適な治療計画を作成いたします。また、定期的なフォローアップも行い、継続的な歯の健康管理をサポートいたします。

 

最後に、日常の歯磨きやフロスなどのセルフケアについてもアドバイスを差し上げています。定期メンテナンスと日々のケアを組み合わせることで、常に健康な口腔環境を維持し、ホワイトニングの効果をより長く持続させることができます。

 

定期メンテナンスは、ホワイトニングの効果を持続するためだけではなく、健康な歯を保つためにもとても大切なことです。

みなさまがご自身の口元に自信を持ち、毎日を明るい笑顔で幸せに過ごせるよう、精一杯サポートさせていただきます。

少しでもお悩みがございましたら、ぜひ一度、当院までお気軽にご相談にいらしてください。

 

監修:武知 幸久


経歴:

   1989年 徳島大学歯学部卒業

   1997年 たけち歯科医院開業

   2011年 医療法人社団翔志会

        たけち歯科クリニック開設

        京都市立病院 登録医